中央総業株式会社は、あと施工アンカーの施工をビジネスの軸として、各種施工も手掛ける建設会社です。
同社がFGLテクノソリューションズの「社内システム運用管理サービス」を利用した背景や効果について、中央総業株式会社 取締役副社長 髙林昌司様、経営企画室 プロジェクトリーダー 江島巧様にお話を伺いました。
社内システム運用管理サービスは、情報漏えい、システムの長期間の停止、データ消失などのリスクに対応。
環境整備や運用管理を貴社の規模や状況に応じてサポートするITアウトソーシングサービスです。
単なるシステム運用業務のアウトソースやITコンサルティングではなく、貴社に寄り添ったシステム運用業務の支援を実施します。
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―中央総業について教えてください
髙林取締役副社長:
神奈川県相模原市に本社を構える中央総業株式会社は、あと施工アンカーの施工をビジネスの軸として、例えば、工事現場の型枠設置を始めとする、前後工程の施工も実施しています。
1985年の創業以来、神奈川県内を中心に、北は仙台から、西は福岡まで全国規模で事業を展開する、中堅建設会社です。
ゼネコンを筆頭に中小零細の事業者が多数連なる建設業界においては、数少ない自ら技術開発も手掛けることで、競合他社とは差別化を実現し、業界でも一目置かれる存在であると自認しています。
―FGLテクノソリューションズに相談を行うことになった背景について、教えてください
建設業界には、どうしても「3K(きつい、汚い、危険)」のイメージがあります。そのために、人材確保には苦労しています。これは、現場ではなく、社内で働く事務系人材の確保についても同様です。
このような背景もあり、業務が属人化しないように、常々注意を払ってきました。そのため、当社では時代にマッチしたシステム導入を行い、業務の標準化を目指してきました。
業務のデジタル化を積極的に行おうとすると、どうしてもITリテラシーの高い人材が必要になります。ですが、当社のような中小企業においては、こういったIT人材を確保し、健全な運用を図ることは簡単ではありません。
実際、当社でもかつては、システムやインフラの管理を一手に担う、ITリテラシーに長けた人がいたのですが、優秀であるがゆえに、当社のITナレッジやシステムナレッジが、その方一人にブラックボックス化してしまっていたのです。
手前:髙林取締役副社長 奥:江島プロジェクトリーダー
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―実際に、FGLテクノソリューションズには何を依頼したのですか?
現在、社内システム運用管理サービスを利用して手伝ってもらったのは、以下です。
現在お付き合いのある各ベンダー様との折衝などにおける側面サポート
前任のシステム担当者が辞めてから、ネットワークの遅延、障害や、基幹システムの不具合が発生するようになっていました。そこで、まずFGLテクノソリューションズには、ネットワークインフラとサーバの現状調査を依頼しました。
当社では、ネットワーク関係・基幹システム関係それぞれにすでにお付き合いしているベンダーがいます。それらベンダー企業との折衝や、今後控えるネットワークや基幹システムの再構築に向けて、FGLテクノソリューションズに相談役を務めてもらっているのが、上記4.の役目です。
―相談できる相手がいることは、貴社にとってメリットが大きいですか?
「相談ができること」自体が、まずありがたいです。
アイデアを大切にし、そしてチャレンジすることを恐れない、というのは、当社オーナー自身が大切にし、そして実践し続けてきた、当社の伝統でもあります。
私どもは、建設のプロフェッショナルですが、ITのプロフェッショナルではありません。
建設に関することであればアイデアは豊富にあるのですが、それを「ITやシステムで、どのように実現するのか?」という、具体的で現実性を備えた構想に変換するというプロセスに、無理があったのです。
ITのプロフェッショナル、つまりIT人材は社内に抱えるべきであるという考えがあることも承知しています。ですが、私どものような中小企業では、IT人材を採用することも、継続して雇用することも、現実的にはとても難しいです。
このような経緯もあり、「アイデアを大切にし、そしてチャレンジすることを恐れない」ことを実践し続けるために、FGLテクノソリューションズのような「相談できる相手」を設けることに行き着いたのです。
―ありがとうございます。FGLテクノソリューションズを選んだ理由について、さらにお聞きしてよろしいですか?
私が、「君が一番相談しやすいところにしなさい」と江島に言ったところ、江島が選んだのがFGLテクノソリューションズでした。
江島プロジェクトリーダー:
もちろん、FGLテクノソリューションズの他にも、何社かに相談をしたのですがコンサルタント会社は、ささいなことなどは相談しにくいと感じました。相談のたびに毎回、相応のコストが発生してしまうので。
システム開発会社などITベンダーにもお声がけしたのですが、やはり自社製品をまず売りたがる傾向があることは否めません。
その点、大手ITベンダーの資本が入っているわけでもない、つまり色がついていないFGLテクノソリューションズは、第三者として客観的な目線を備えた存在として、他社にはない魅力がありました。
髙林取締役副社長:
私たちが求めていたのは、例えば社労士のように、「何かを売り込みたい!」といった意識を持たず、プレーンに相談に乗ってくれる存在でした。
その点、FGLテクノソリューションズはアドバイザーとして、私どもに限らず、同様の悩みを抱える中小企業から重宝される存在になりうるのではないでしょうか。
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―ありがとうございます。社内システム運用管理サービスを利用して、その効果はありましたか?
江島プロジェクトリーダー:
私を含め、経営企画室に在籍する3名が、他社で言うところの情報システム部の役割も兼ねています。
これまでは、社内のITサポートやヘルプデスクとしての仕事に忙殺されていたのですが、社内システム運用管理サービスを利用するようになってから、より戦略的な仕事を手掛けるゆとりができるようになりました。
髙林取締役副社長:
江島を見ていて、「仕事の幅が広がったな!」とは感じています。
今まではきっと、仕事の範囲が多岐にわたり、かつ量も多かったので、自ら「これはここまで」といった感じで、仕事にブレーキを掛けざるを得なかったのでしょう。
でも今は私も、「FGLテクノソリューションズに聞いてみたら?」「実現できるかもしれないよ!」と江島に声を掛けています。
FGLテクノソリューションズのおかげで、次の構想にも着手することができそうです。
―今考えられている「次の構想」について、お聞かせください。
営業に対し、モバイル端末を会社から支給することを考えています。
最近ではゼネコンの営業や現場監督も、iPadを持って活動していますので、当社もデジタル化は進めていきたいと考えています。
基幹システムの再構築も、重要な課題です。
現在の基幹システムは十数年前にフルスクラッチで構築したものですが、パッケージソリューションや、クラウド化も検討する予定です。
関連会社との業務システム連携も図っていきたいですね。
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―建設業界では、ゼネコンと現場の、デジタル格差が広がっているとも聞きます。
そのとおりです。
現場では、一人親方と呼ばれるような、中小零細の施工業者が多く、デジタル化は進んでいません。例えば、メールで図面などを送付しても、プリントアウトして現場に持参し、紙をベースに仕事をすすめてしまうのが、現場の実態です。
一方で、建設ビジネスの上流にいるゼネコンでは、デジタル化・ペーパーレス化に積極的に取り組んでいます。
ゼネコンの営業や現場監督などには、ひとり一台iPadを支給され、現場での打ち合わせもiPadをプロジェクターにつないで行います。昔は、ホワイトボードに、プリントアウトした資料を貼り付けて行われていました。
このように、ゼネコンと現場のデジタル格差が広がっているからこそ、間をつなぐ立場にある当社のような中堅建設会社は、紙がはびこる旧態依然とした建設現場の現状を変えていくリーダーとして、デジタル化の先鞭をつけていかなければならないと考えています。
ゼネコンとしても、デジタル化が進んでいる取引先のほうが、取引もしやすいはずです。
だからこそ、私どもは、建設業界が苦手としてきたデジタル化に、積極的に取り組んでいかなければならないのです。
―今後、さらにFGLテクノソリューションズに対して期待したいことはございますか?
当社オーナーは、「聞いてみろよ!」「相談してみろよ!」と、たびたび私たち社員に訴えます。
チャレンジすることの大切さを、オーナー自身が肌身に感じ、また実践してきたからこその言葉なのです。
今後もひるまずに、「こんなことをしたい!」「あんなことはできないだろうか?」といった相談を、FGLテクノソリューションズに繰り返すかと思いますが、今後もITのプロフェッショナルとしての立場から、アドバイス・提案をくださいね!
―取材にご協力いただき、ありがとうございました。
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